我が家のルーターは二階に設置してあり、一階のリビングやお風呂に電波が届かない状態でした。せっかくタブレットを買ってお風呂で動画を見ようと思ったのに、これでは台無しです。
そこで無線の範囲を拡大するRE200を購入しました。期待通りに働いてくれて、これまで電波が届かなかった場所で無線LANが使えるようになりました。
RE200 基本スペック
消費電力 6.5W
寸法 110.0 x 65.8 x 75.2mm(幅 x 奥行きx 高さ)
※他のコンセントを塞ぐことはありませんでした
対応規格
帯域 | 速度 | 規格 | ||
---|---|---|---|---|
5GHz | 433Mbps | 11ac | 11n | 11a |
2.4GHz | 300Mbps | 11n | 11g | 11b |
詳細は以下のリンクからご確認ください。
設定画面を開く
TP LINK RE200の設定画面を開くにはスマホ用のアプリケーションをインストールする方法と有線接続して設定する方法があります。
スマホ用のアプリケーションからは簡易的な設定のみ可能です。スマホ用のアプリケーションTetherは以下からインストールできます。
詳細な設定を行うには、RE200のネットワークに接続し、ブラウザで「http://tplinkrepeater.net」を開きます。
設定可能項目
以下は有線接続での設定画面から操作できる項目です。私の知識が及ばないところや、不要であろうところは説明文を省きました。
モード
アクセスポイントかリピーターのどちらかのモードを選択できます。
- アクセスポイントモード
- 既存の有線ネットワークをワイヤレスネットワークに変換します
- リピーターモード
- 既存のワイヤレス有効範囲を拡張します
無線LANの範囲拡大が目的の方はリピーターモードを選択してください。
ワイヤレス
- ネットワークに接続
- ルーターとRE200との接続設定ができます。5GHzと2.4GHzそれぞれ可能です。
- 拡張ネットワーク
- こちらはRE200のSSIDの設定です。拡張エリアでは、ここで設定したSSIDをクライアントで選択して接続します。
ネットワーク
- ネットワーク設定
- DHCP設定
- DHCPクライアントリスト
- イーサネットポート
詳細設定
- 電源スケジュール
- 時間や曜日を指定して電源を自動的にオフにできます
- Wi-Fi範囲
- Wi-Fiの有効範囲を最大、標準、最小から選択できます
- アクセスコントロール
- ブラックリストとホワイトリスト形式で接続できる端末を制御できます
システムツール
- 時刻設定
- タイムゾーンや夏時間を設定できます
- LED コントロール
- LEDの点灯をオフにする時間を設定できます
- ファームウェア アップグレード
- ファームウェアに関する操作を行います
- バックアップおよび復元
- 設定状態をファイルに保存、ファイルから復元、また工場出荷状態の状態に戻すことができます
- 管理者アカウント
- システムログ
設置前、設置後の電波状態
設置後、期待通りに電波状態が改善されました。以下の画像はAndroidのアプリWifi Analyzerを使用して電波状況を計測したものです。
電気代
スペック通りの消費電力で年間で1500円程度ではありますが、同価格帯の他の製品と比較して消費ワット数が大きいのが多少気になるところです。ただ、LEDライトをオフにしたり、特定の時間帯に動作しない設定が可能なので、消費電力はある程度抑えられるでしょう。
不具合
LANケーブルソケット
LANケーブルのソケットが深い位置にあるため、ツメが短いケーブルが手で取り外せない事がありました。ツメが短いケーブルしかもっていないと、有線接続の際に取り外すのにドライバーなどが必要になります。
NTPサーバーへの過剰アクセス
TP LINKの無線LAN中継器に、NTPサーバーへ過剰アクセスしてしまう不具合がありました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
この不具合で使用者が困る事は少ないと思いますが相手が困ります。これを解消するためには下記の手順に従ってファームウェアをアップグレードして下さい。
ファームウェアのアップグレード手順
ファームウェアのアップグレード手順は別記事にまとめました。
ギャラリー
おわりに
購入して使用開始から一年ほど経ちました。期待通りに動作し続けてくれているので満足しています。不満点は記事中にも書いたLANケーブルのソケットくらいで、他には特にありません。
TP LINKは中国の会社のようですが、ハードウェアもソフトウェアもとても丁寧な作りです。
電波が弱くてイライラする事があるのなら早めの導入をおすすめいたします。
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