安価に始められるボトルアクアリウムですが、いざはじめてみたら水草の育成にco2(二酸化炭素)が必要で、co2の添加には少なくないお金がかかります。
「そんなの聞いてない。絶対にお金をかけたくない!」ということで、お金をかけずに済む方法を調べてみました。
水替えをする
水道水にはco2が含まれています。しかし、水道水にはカルキも含まれており、カルキを抜くために放置すると、co2まで抜けてしまいます。
そのため、カルキを抜いてco2が含まれた状態の水を得るにはカルキ抜き剤が必要です。これは購入する必要があります。
お金をかけたくないのでこの方法は却下します。
ストローで息を吹き込む
この原始的な方法は「水槽で楽しむ小さな自然」という書籍に掲載されています。
このことは下記の記事で知りました。
Yahoo知恵袋ではストローでのco2添加に否定的な意見がほとんどですが、以下の点から参考にならないと判断しました。
- データがない
- 通常サイズの水槽を前提にしている
そこで、実際に試してみました。
ストローによるco2添加を試した水槽
2リットルの生体は無しの水草水槽です。
水槽とソイルは以下のものを使用しました。
前景草はニューラージパールグラス。
植栽から1週間以上経過していますが、なかなか増えず、よく見ると葉っぱの一部が変色や無くなってしまったりしていて元気がありません。
植物がco2を消費し光合成を行うと気泡(酸素)を発生させます。ニューラージパールグラスは光合成が活発で分かりやすいため、この水草を観察対象とします。
光源はお金をかけないという鉄の意志で太陽光です。西向きの部屋で午前中はあまり陽が当たりません。
ストローを工夫
Yahoo知恵袋に「泡が大きすぎる」とのコメントがあったため、ストローの先端を炎で溶かし閉じた後、針で穴をあけました。
泡は確かに小さくなりますが、そのままでもよかった気がします。
光合成が始まった
ストローでco2を添加して太陽光を浴びせると気泡が見られるようになりました。ニューラージパールグラスだけでなく、後景草のロタラにも気泡が見られます。
2リットルくらいの容量であれば、ストローによるco2の添加で十分足りるようです。
アオミドロが発生
co2の添加で水槽内の環境が良くなったためか、アオミドロが発生しました。そのため、タニシを投入したところアオミドロを食べてくれて綺麗になりました。
タニシがいるところにストローでブクブクやって大丈夫かなと心配でしたが、特に問題ないようで元気に水草や石を舐めています。
おわりに
とても原始的な方法ですが、有効だと分かりました。たった一本のストローさえあれば出来るので、水草に元気がないとお困りの方はぜひお試しください。
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